パラサーフィンというのをご存知でしょうか?
パラサーフィンとは障がい者サーフィンのことで、またの名をアダプティブサーフィンとも呼ばれています。
今年の夏、鳥取県障害者スポーツ協会さんの主催で障がい者の方を対象とするサーフィン教室を初めて開催することになりました。私は今回そのスタッフとして携わります。
今日は県職員の方と会場となる予定のビーチの視察を行いました。
サーフィン教室の日程
船磯海岸:7月4日(日)・8月8日(日)
大谷海水浴場:7月11日(日)・8月1日(日)
東西に分かれて各2回、定員4名ずつで行う予定です。
大谷はアウトにテトラが入っているので基本波がありませんが、駐車場は広く屋根付きの建物もあり、障がい者用トイレや水も完備、さらにはビーチに降りるためのスロープもありました。スクールを行うには絶好のポイントです。ビーチ自体の広さもちょうどよく、少し先には芝生のゾーンもあったりで本当に気持ちの良い場所でした。


この活動をきっかけに大谷が今後ユニバーサルビーチとして活用されるよう願っています。
そしてサーフィン教室だけで終わらず、パラサーファーの選手育成も視野に入れながら進めていこうと話しました。
ユニバーサルビーチとは健常者や障がいのある方、高齢者などすべての人が自由かつ安全で快適に活動できるビーチのことです。
・
参加者の募集は来月なので現段階ではどんな方が応募されるかわかりません。
ただ、誰が参加されてもこの日だけはめいっぱい楽しんでいただけれるようサポートに徹したいと思います。

世の中にはパラスポーツはたくさんあるけれど、まだまだ知られていないパラサーフィン。私よりも上手なパラサーファーは全国にたくさんいます。世界大会に出場される日本代表選手もたびたび鳥取で練習しています。
車椅子や義足の方がどんな風にサーフィンをしているのか、一度ご覧頂きたい動画です。
サーフィン教室の見学も興味のある方はぜひお越しいただければと思います。
*コロナウィルス感染の状況により制限がかかるかもしれませんがその時はお伝えします。
・
ALAKA’I Festival
また、5月30日に船磯にて「ALAKA’I Festival(アラカイ フェスティバル)」というサーフィンの大会が行われます。
地元サーフチームが仲間内で始めた小さな大会で今年9回目を迎えます。
この大会のカテゴリーにパラサーフィンが設けられており、日本代表数名がエントリー済みだそうで、かなり見応えがありそうです(私が知る限り車椅子サーファーが2名来られます)。
パラサーフィンを知っていただく良い機会でもありますし、当日見学に来て頂けると嬉しいです。
コロナウィルス感染症防止の観点からいくつかお願いがありますのでALAKA’Iのinstagramをチェックしてください。
身体に障がいがあっても、海に入りたい人はきっといるはず。もしかしたら海を見るのも初めてかもしれない。当日どこまで出来るかわからない。海に足をつけるだけでも、ビーチの砂を踏みしめるだけでもOKだと思います。
今後も私達の活動を見守ってください。
* * * * *
今日の視察で劇的な再会がありまして。
かれこれ15年以上前、サーフィンを初めてすぐの頃に知り合った女の子が今日のスタッフの中におりました。
マスクをしていて最初はわからなかったけど、向こうが気付いてくれて声をかけてくれました。
「普段どんな仕事をしているの?」と聞いたら「パラ陸上のナショナルチームのコーチ」だと!
当時の彼女からはとても想像付かなくてしばらくフリーズしてしまったけれど、久しぶりに話したら節々で当時と変わらないところが垣間見れたりして嬉しかった。
長い年月を経て、また海で再会出来たのは本当に嬉しいです。